海亭 のと吉
目にも鮮やかな「朱塗御膳」
□ 営業時間
昼が午前11時半から午後2時、夜は午後5時半からで、ラストオーダー同8時。水曜定休。
□ 主なメニューなど
甘エビの釜飯(700円)、かつ鍋ご膳(1000円)、
海の幸あられ丼(1500円)、海鮮釜めし(950円)など。70畳の広間もある。
□ 住 所
輪島市河井町4部153の1。0768・22・6636。
輪島塗でいただく
郷土料理 わいち通りの一角にたたずむ店舗には、どっしりとした重厚感と気品が漂う。引き戸を開けると、まず目に入るのが見事なばかりの朱塗りの
カウンター。黒を基調とした店内に調和し、優雅で温かみのある雰囲気を醸し出している。
人気の「塗の間」は、柱や帯戸のふき漆のみならず、
トイレの便器にも蒔絵を施すなど、贅(ぜい)を尽くしたしつらい。おかみの坂口優子さん(55)によると、「蒔絵のトイレは珍しいので、
写真に撮られるお客さんもいらっしゃいます」という。
お薦めは、目にも鮮やかな輪島塗の器に郷土料理を盛りつけた「朱塗御膳」(2500円)。煮立てたイシルに甘エビ、ナス、エノキなどをくぐらせて
食べる「イシルの貝焼」のほか、天草とモチ米でつくったすいぜん、白子豆腐、旬の刺身など7品にご飯、みそ汁、お新香がつく。米は厳選した能登コシヒカリを使っている。
店主で夫の伸吉さん(57)と次男の学さん(27)が営業を担当し、
料理は
料亭での板前経験を持つ板長と、長男で店長の竜吉さん(30)が手がける。竜吉さんは、
大学で外国語を専攻した経歴を持ち、
外国人客にも得意の英語でそつなく対応している。
「お客さんのおいしいという言葉と笑顔が、私どもの何よりの喜びです」。優子さんの言葉に、気持ちを一つにして郷土の味を提供する家族の心意気が感じられる。
-----------------------------(2007年1月26日 読売新聞)------------------
「トイレの便器にも蒔絵を施す」とは粋ですねぇ〜。しかも英語で応対できる店なんて、なかなかありません。
輪島塗の器でおいしい料理、食べてみたいものです。